東鳳翩山・西鳳翩山縦走 2014.12.30

ひがしほうべんざん734.2m・にしほうべんざん741.9m(山口県山口市)



東鳳翩山は、山口県山口市と萩市にまたがる標高734.2mの山で、中国山地の一部であり、長門山地を代表する山である。新日本百名山の一座でもある。頂上は数十年前に起きた山火事で木々がなくなり、山口市やその周辺の山々360度を一望することができる。

西鳳翩山(にしほうべんざん)は、山口県山口市にある標高741.9mの山である。山口盆地北西に東鳳翩山と対峙し堂々とそびえる。東鳳翩山とは縦走路で繋がっている。

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東鳳翩山山頂から見る西鳳翩山と縦走路

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歩行距離 15.8km
所要時間 6時間30分
累積標高差 (+) 1329m  (-) 1329m
コース 駐車場出発点09:00 → ショウゲン山分岐09:30 → 主尾根鞍部10:05 →
東鳳翩山10:20 → 地蔵峠10:50→ 油ノ峠11:45  → 西鳳翩山12:25 →
油ノ峠13:40  → 地蔵峠14:20 → 東鳳翩山14:10 → 主尾根鞍部14:30 →
ショウゲン山分岐15:05 → 駐車場出発点15:30



休暇もどんどん過ぎて来月中旬にはまた船に乗らなければならなくならず、それまで出来るだけ多くの山に登りたいところだが1週間おきに大きな寒波が来て、低い山でも積雪があり思うようにならない。山登り仲間の先輩と一緒に山に登るのは、1ヶ月ぶりである。山口県の周辺の山に登るのであるが、どの山にしようか迷うところだ、山と渓谷社の「山口県の山」に出ている山の中で、山口県北部と西部の山は全て登っている。東部の山は積雪があり無理がある。そこで先輩が毎週のように登っている東鳳翩山に登ることにする。ただ東鳳翩山に登るだけでは、短時間の登山となり変化がないので、縦走して西鳳翩山まで行くことにする。車でいくので西鳳翩山と駐車場所の往復登山になる。カシミール3Dで距離を計算すると15km以上になる。東鳳翩山から見る西鳳翩山への縦走路は、整備され起伏がそれほどないように見える。何とかいけるだろう。東鳳翩山に登るのは今回が4度目だ。日本新百名山にも選ばれている山口県の名峰だ。

初めて東鳳翩山に登ったのは中学生の時だった。当時山口市内に下宿している大学生であった長兄に連れられ、へとへとになりながら登った。昼飯は、兄が作った大きさが違うまん丸のおむすびである。飲み水を探しに山頂のすぐ下の清水が湧き出る場所に行き、おむすびを頬張った。おかずはたくわんだけだったがとてもおいしかった。鮮烈な記憶で今でも忘れない。それ以来山が好きになったのかもしれない。東鳳翩山は自分にとって山登りの原点なのである。

09時、21世紀の森の駐車場に車を置き出発する。道路を隔てた駐車場のすぐ前の整備された登山道に入る。朗らかで明るい性格の先輩と一緒の山に登るときは、いろんな話をする。山の情報や、家族の話、パソコンやGPSのこと等・・・。話は尽きず退屈しない。ほとんどが単独での山登りが多い自分にとってはとては心強い。丸太を敷いた階段を登り、ショウゲン山分岐で一休みする。今日は、PM2.5の影響であろうか視界が悪い。心地よいアップダウンを繰り返す。前方に東鳳翩山が見えてくる。主尾根鞍部を通過する。東鳳翩山の山頂を見ながらなだらかな尾根道を登る。最後の丸太階段の急登を登り切り東鳳翩山山頂に達する。山頂に先輩と顔見知りのベテランハイカーがいた。他に東鳳翩山には数えきれないほど登っている神父さんである84歳のベテラン、他2名。考えればもうすぐ正月になる、今日は年末の休日に入っているのでかなりの人が登っている。他の山に比べ登山者の多い東鳳翩山は特別だ。

東鳳翩山山頂から丸太の階段の急坂を下り、防火帯になった公園のような広い縦走路を進む。やがて両側が笹の道になる。最近刈り取られたようでよく整備されている。ほとんど平坦な道が続き、杉林に入る。その後アップダウンを繰り返し、林道が縦断している地蔵峠に出る。林道を横切り再び登山道に入り、縦走路の中で一番の急登を、ロープを掴みながら登る。また少し道幅の広いアップダウンの登山道を歩き、荒れた浮石のある赤土の道を登る。油ノ峠に出て、西鳳翩山山頂までジグザグの舗装道が続く。途中で視界は開け、東鳳翩山と歩いてきた縦走路の山々を見る。反対側から見る東鳳翩山の山頂は丸く見え女性的だ。

やがて舗装度の分岐を左に折れ更に登ると右にテレビ塔がある。その柵伝いに曲がっていくとひっそりとした西鳳翩山山頂に到着する。狭い山頂で昼メシを食べる。先輩からバナナケーキをご馳走になる。山頂周辺にはいくつのテレビ塔がある。山頂のすぐ下からは山口市街を望めそうな感じだが今日は視界が悪く、よく見えない。昼メシのあとたどってきた往路と同じ道に引き返する。

東鳳翩山山頂までたどりつく。山頂に若者グループがいた。もう12km程度歩いている計算になるが、起伏の少ない縦走路を歩いてきたせいか、それほど疲れを感じない。15:30最後の丸太階段の急坂を下り無事、出発点である21世紀の森の駐車場に帰着する。15kmという久々に長い距離を6時間30分もかけて歩ききり、充分過ぎる運動をして満足できる山行きになった。




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国界の碑のある板堂峠下の駐車場から出発する。
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駐車場前に登山口に入る。
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延々と続く丸太階段を登って行く。
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ショウゲン山分岐で一休みする。
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整備された登山道を行く。
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前方に東鳳翩山を見る。
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主尾根鞍部の分岐を通過する。

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・・・
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目の前に東鳳翩山山頂を見ながら歩く。
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東鳳翩山山頂に達する。
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東鳳翩山山頂
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東鳳翩山山頂
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東鳳翩山山頂から西鳳翩山と縦走路を見る。PM2.5の影響で視界が悪い。
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杉林を行く。
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地蔵峠を通過する。
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地蔵峠
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杉林を行く。
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地蔵峠を通過する。
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地蔵峠
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地蔵峠の経路図

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地蔵峠から急登を登る。
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東鳳翩山を振り返る。見る方向で山容が異なる。
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ガレ場を登る。

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油ノ峠を通過する。
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西鳳翩山を見ながら油ノ峠へ下る。
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・・・

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油ノ峠からは舗装道を上る。
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東鳳翩山を見る。
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西鳳翩山山頂に到着する。周囲にはテレビアンテナが林立する。
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西鳳翩山山頂
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西鳳翩山を下山、往路と同じ道をたどり駐車場に向かう。
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西鳳翩山付近より山口市街を望む。霞んで何も見えない・・・。

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↑ 東鳳翩山まで戻ってくる。
東鳳翩山から男岳(789.3m)を見る。 →
東鳳翩山から鴻ノ峰(338m)を見る。 →
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東鳳翩山山頂から西鳳翩山と縦走路を振り返る。少し視界が晴れたような気がする。
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ショウゲン山分岐まで戻ってくる。
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最後の丸太階段を下る。
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・・・
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無事駐車場まで帰着する。



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